エアコンの効率アップ!~室外機遮熱施工の効果と注意点~

みなさんこんにちは!福岡空調清掃です。
近年、夏場は全国各地で連日の猛暑日が記録され、冬場も暖冬かと思えば急に冷え込むなど、気温の変化が激しくなりました。
その影響もあり、1年の中でエアコンを使う期間が年々長くなっているように感じます。
しかも電気代も右肩上がり。今や、エアコンの使い方にも工夫が必要な時代になってきました。
そんな中で、少しずつ注目を集めているのが室外機の遮熱施工です。
「テレビで見かけたことはあるけど、実際にはやっていない。」
「本当に効果はあるの?」
と、気になるけど手を出していない方も多いのではないでしょうか。
実はこの遮熱施工、室外機が受ける直射日光や地面からの熱を抑えることで、
冷房効率を高めたり、電気代の節約につながったりする効果が期待できます。
ただし、施工の仕方によっては逆効果になることもあるため、注意点も知っておくことが大切です。
この記事では、空調清掃の専門業者の目線から、遮熱施工のメリットや気をつけたいポイントをわかりやすくご紹介します。
1.エアコンの稼働期間と電気代

近年の気候変動や猛暑・厳冬の影響で、エアコンの稼働期間は年々長くなっています。
特に福岡を含む西日本では、冷房は5月下旬〜9月下旬、暖房は11月下旬〜3月上旬頃まで使われることが多く、
年間を通して稼働する家庭も珍しくありません。
エアコンの使用頻度の少ない時期は電気代も10,000円未満に抑えられているのに対し、
夏の暑い時期や、冬の寒い時期は稼働時間も増え、12,000円~14,000円にまで跳ね上がることもあります。
月当たりの平均電気代(福岡県:全世帯人数平均)
| 2024年8月 | 10,386円 |
| 2024年9月 | 12,225円 |
| 2024年10月 | 10,603円 |
| 2024年11月 | 8,047円 |
| 2024年12月 | 8,388円 |
| 2025年1月 | 12,445円 |
| 2025年2月 | 13,945円 |
| 2025年3月 | 14,399円 |
| 2025年4月 | 12,160円 |
| 2025年5月 | 9,305円 |
| 2025年6月 | 7,510円 |
| 2025年7月 | 8,927円 |
| 2025年8月 | 10,090円 |
出典:新電力ネット
地域によっても異なりますが、電気料金のお支払いは翌月なことが多いため、
真夏日が続く8月や、冷え込みが厳しい2月の翌月に電気代が跳ね上がる傾向があります。
快適な室内環境を維持するためとはいえ、電気代の高騰は家計にとって大きな負担です。
特に最近では電気料金の値上げや、生活必需品の価格も上昇しており、
「少しでも節約につながる方法があれば試してみたい」と考える方も増えてきています。
節電対策としては、設定温度の見直しやフィルターの掃除、サーキュレーターの併用など、
室内機まわりの工夫がよく知られていますが、実は”室外機の環境”も見逃せないポイントです。
室外機が直射日光や地面からの熱を受け続けると、冷房効率が下がり、余計な電力を消費してしまうことがあります。
そこで注目されているのが、室外機の遮熱施工です。
2.遮熱施工のメリット

屋外に設置された室外機は、直射日光や地面からの照り返しに常にさらされています。
もちろん、室外機は屋外使用を前提に設計されているため、ある程度の環境耐性は備えていますが、
遮熱シートや遮熱パネルで覆うことで、放熱効果がさらに高まり、機器の寿命延長にもつながります。
室外機の遮熱施工は、環境にもお財布にも優しい、嬉しいメリットがたくさんあります。
1.電気代の節約につながる
室外機の温度上昇を抑えることで冷房効率が向上し、消費電力を5〜15%程度削減できるケースもあります。
特に真夏の直射日光下では、遮熱の有無で電力負荷が大きく変わるため、月数百円〜数千円以上の節約につながる可能性もあります。
2. 冷房・暖房の効きが安定する
室外機が高温になると、冷媒の循環効率が落ちてしまい、
「設定温度までなかなか冷えない。(暖まらない。)」といった不調につながることもあります。
遮熱施工によって放熱環境が整うことで、エアコン本来の性能が発揮されやすくなり、エアコンの効きが安定します。
3. エアコンの負荷軽減・長寿命化
余計な熱負荷を減らすことで、コンプレッサーなどの内部部品への負担も軽減され、
故障リスクの低減や、機器の寿命延長にもつながるとされています。
4. 環境負荷の軽減にも貢献
電力消費が減ることで、CO₂排出量の削減にもつながり、環境にも配慮できます。
店舗や事業所でのSDGs対策としても注目されているポイントです。
このように遮熱施工にもメリットがたくさんあります。
「最近、電気代が気になる」「エアコンの効きが悪い気がする」
などと感じたときは、遮熱施工を検討するタイミングかもしれません。
3.施工時の注意点

遮熱施工は、正しく行うことで効果を発揮します。
逆に、施工方法を誤ると、かえって室外機の性能を妨げてしまうこともあります。
以下のポイントを押さえて、安全かつ効果的な遮熱施工を行いましょう。
1.室外機を完全に覆わない
遮熱施工では、遮熱シートで覆う方法や、最近では景観を損なわない木製カバーを設置する家庭も増えています。
ただし熱の通り道はふさがないように注意が必要です。
特に吹出口をふさいでしまうと、吐き出した熱い空気を再度吸い込むショートサーキットが起き、放熱の妨げになります。
2.日よけとの距離をしっかり取る
すだれなどの日よけを設置する家庭も多く見かけますが、室外機との間に適度なスペースを確保しましょう。
密着させると放熱が妨げられ、逆効果になる場合があります。
マンションのベランダなど、スペースが限られている場合は特に注意が必要です。
3.素材選びに注意する
遮熱素材にはさまざまな種類がありますが、耐候性・耐水性に加え、熱を吸収しにくい素材を選ぶのもポイントです。
反射性の高いアルミシートなどが効果的ですが、黒や濃い色の布・プラスチック素材は熱を吸収しやすく、
かえって室外機の温度を上昇させる恐れがあります。
4.メンテナンスのしやすさも考慮する
遮熱材を設置することで、室外機の点検や清掃がしづらくなることがあります。
ゴミや汚れが室外機内部に溜まると、効率を下がる原因にも。
大掃除や定期的なメンテナンスがしやすいよう、取り外しやすい構造にしておくと安心です。
4.お客様の声
実際に当社で遮熱施工を行ったお客様の声を一部紹介します。

設定温度はDown、快適さはUp!
以前は23℃・最大風量でエアコンを回していましたが、今では26℃・風量自動でも十分涼しく感じます。
電気代の節約にもなって、一石二鳥です!

「暑い」と言われていた店内が、今では「寒い」と言われるほどに。
23℃で運転していても、お客様から『ちょっと暑いですね』と言われることがありました。
でも遮熱シートを施工してからは、初めて『寒いです』と言われて、設定温度を上げたくらいです。

冷凍製造庫の冷えも改善!
冷凍製造庫の室外機にも遮熱施工をしたところ、庫内の冷えが明らかに良くなりました。
こんなに変わるものかと正直驚きです。

電気代が約10%ダウン⤵
季節によって差はありますが、電気代が以前よりも10%前後下がりました。
最近は物価高が続いているので、家計は助かります。

稼働台数が減って、機器の負担も軽減。
これまでは3基のエアコンをフル稼働させていましたが、今では2基で十分まかなえています。
心なしか、エアコンも喜んでいるように見えます笑
5.専門業者に依頼するメリット

遮熱施工は、DIYでもある程度の対策が可能です。
すだれを立てかけたり、市販の遮熱シートを貼ったりと、手軽に始められる方法もあります。
ただし、設置方法や素材選びを誤ると、かえって室外機の性能を下げてしまったり、思わぬトラブルにつながることも。
「せっかく対策したのに、逆効果だった…」そんな事態を防ぐためにも、専門業者への依頼にも検討してみるのもオススメです。
この章では、プロに依頼するメリットを5つ紹介します。
1.プロが最適な施工をしてくれる
遮熱材の種類や設置位置によって、効果は大きく変わります。
専門業者なら、室外機のタイプや設置環境に合わせて、最適な遮熱方法を提案・施工してくれます。
誤った設置によるショートサーキットや、放熱不良のリスクも防ぐことができます。
2.強風・台風対策も万全
梅雨や台風の時期では、全国各地で大雨や突風よる被害が相次いで発生します。
遮熱カバーの設置が甘いと、強風で飛ばされてしまい、近隣トラブルや破損の原因になることも。
専門業者なら、屋外環境を考慮した施工を行ってくれるため、台風や強風時でのトラブルも未然に防ぐことができます。
3.室外機の清掃もまとめて依頼できる
室外機は、ホコリや落ち葉などが溜まりやすく、これらは放熱効果を下げる原因にもなります。
専門業者に依頼することで遮熱施工とあわせて、室外機の清掃もまとめてお願いできるため、
空調効率の向上と機器の延命が同時に実現できます。
また、エアコン掃除も同時に依頼することで、セット割引やサービス特典が受けられることも。
遮熱施工と清掃をセットでお願いできるため、効率的かつお得に対策できるのも、プロに依頼する大きな魅力です。
4.素材の劣化によるトラブルも防げる
市販の簡易的な遮熱シートの中には、短期間で劣化しやすいものもあります。
そうしたシートを使うと、劣化して剥がれたかすが室外機内部に入り込み、
放熱効率が下がるだけでなく、故障の原因になることもあります。
専門業者に依頼すれば、耐候性・耐熱性に優れた素材を使用した、長期的な効果と安全性を両立した施工をしてくれます。
5.集合住宅でも安心して施工できる
集合住宅でのベランダは「共用部」とされているため、すだれなどを設置していると、
管理規約によって撤去を求めらることもあります。
また、スペースが限られている場所に無理に遮熱材を設置すると、かえって放熱を妨げてしまうケースも。
専門業者なら、管理規約や設置環境に配慮した施工を行ってくれるため、安心して遮熱対策を進めることができます。
5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
室外機の遮熱施工は、電気代の節約やエアコンの効率改善だけでなく、
機器の寿命延長や環境への配慮にもつながる、今注目の対策です。
DIYでもある程度の工夫はできますが、設置方法や素材選びを誤ると、かえって逆効果になることもあります。
だからこそ、専門業者に依頼することで、安心・安全・長持ちの遮熱対策が実現できます。
「最近電気代が気になる」「エアコンの効きが悪い気がする」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
福岡空調清掃では、それぞれのご家庭・店舗にぴったりの遮熱施工をご提案しています。
地域密着だからこそできる、きめ細やかな温かい対応で、快適な空調環境づくりをお手伝いします。
福岡で室外機の掃除、遮熱施工をお考えの方。まずはこちらからお問い合わせ!

