【福岡市】壁紙の補修ガイド ~ひっかき傷・継ぎ目・ひび割れ~

「ペットに壁紙をひっかかれた」
「子どもがおもちゃで壁に傷つけてしまった」
「壁紙が古くなって、はがれ始めた」
など、思いがけず壁紙やクロスを傷つけてしまったり、経年劣化で剥がれが気になることがあると思います。
この記事では、お自宅でもカンタンにできる壁紙・クロスの補修方法をご紹介します。

もちろんプロに任せるのが安心ですが「修理代はあまりかけたくない」「業者が来るまで待てない」といった理由で、ご自身で補修せざるを得ない場合もあります。そんなときの応急処置として、ぜひご参考ください。

1.症状ごとの補修方法

猫が壁で爪を研いだり、子どもがおもちゃでひっかいたり――
ペットやお子さまがいるご家庭では、壁紙に傷がつくことも少なくありません。
軽いスレや小さな傷であれば、消しゴムや柔らかい布でこするだけで、汚れが落ちて目立たなくなることもあります。
それでも傷が気になる場合や、深い傷には補修用クレヨンやパテ、補修シートなどを使って、簡単に補修することができます。

補修用クレヨンは、壁紙の色に合わせたものを塗り込み、指でなじませることで、傷が目立たなくなります。

補修用パテは、傷部分にパテを流し込み、専用のヘラで表面をなめらかに整えるだけで、簡単に補修できます。

補修シートは、同じ柄のシートを切って貼るだけで、簡単に補修できます。

実は、軽い傷を修復する程度の補修道具であれば、福岡市内の100円ショップでも十分に揃えることができます。
近くにホームセンターがない方や、費用をできるだけ抑えたい方は、ぜひ活用してみてください。
補修用パテを整えるヘラや、柄付きの補修シートなども販売されているため、休日のちょっとした時間を使って、壁紙を手軽に補修することができます。

日々の生活のなかで、壁紙やクロスの剥がれ・浮き・継ぎ目がふと目につくことはありませんか?
「それほど目立たないから」「家具で隠れているから」とそのままにしていると、劣化やめくれが進行して、補修が難しくなったり修理費用がかさんでしまうことがあります。
壁紙やクロスの剥がれ、継ぎ目の補修は、気づいたときに早めに対処するのことが大切です。

とはいえ、症状がまだ軽い段階では「業者に依頼するほどでも…」と感じる方も多いはず。
もちろん、めくれた部分が大きかったり下地が見えているようなケースではプロに依頼するのが安心ですが、少し浮いている程度なら自分で補修することも可能です。
継ぎ目の補修に必要な、専用の補修用のり・ヘラ・ローラーなどがセットで販売されているので、初心者でも道具をあれこれ揃える手間なく補修の準備ができます。

1.補修箇所の汚れを取り除く。

補修箇所に汚れやほこりなどが残っていると、コーキング材や糊がうまく定着せず、持ちが悪くなることがあります。

2.補修用のりをつけ剥がれている壁紙をくっつける。

糊に粘り気があると、細い隙間に入れづらいことがありますが、少しずつ丁寧に塗り込んでいきましょう。
チューブ型の糊を使うと、細かい部分も塗りやすく、とても便利です。

3.補修箇所の周りを養生する。

コーキングが周囲につかないように、補修箇所のまわりをしっかり養生しましょう。

4.コーキングを継ぎ目に沿って打つ。

壁紙の色に近いコーキング剤を選びましょう。はみ出した部分は、軽く湿らせたスポンジで拭き取ることで綺麗に仕上がります。

5.ローラーで壁紙を押さえる。

壁紙を傷つけないようやさしく押さえましょう。特に凸凹した柄の壁紙は、強く押しすぎると形が崩れたり傷がついたりするため、注意が必要です。

6.完成

まだ新しい壁紙であれば、糊を使わなくてもにローラーで軽く押さえるだけで接着できる場合があります。状況に応じて対処しましょう。
一方、長年の使用によって剥がれた壁紙は、経年劣化により補修が難しくなっていることもあります。その場合は、思い切って新しい壁紙への張り替えを検討するのも一つの方法です。

壁に思いがけず家具などが壁にぶつかって、ひび割れてしまうことがありますが、壁や壁紙の経年劣化によってひび割れが生じる場合もあります。
また、外からの振動が原因でひび割れが生じたり、気温の変化により壁紙が縮んでひびが入ったりと、新築のお住まいでもひび割れが起こることもあります。

ひび割れの原因は様々ですが、原因によっては建物の破損や倒壊の危険があり、大掛かりな工事が必要となる場合があります。

壁紙のひび割れは、これまで紹介した”ひっかき傷”や”剝がれ”の同様に、コーキングを使ったり、部分的に壁紙を張り替えたりすることによってご自身でも補修できる場合がありま。ただし、症状によっては専門家に相談することをおすすめします。

特に問題ないひび割れ

木造住宅では、木材の乾燥や寒暖差によって、ひび割れが発生することがあります。これらのひびは壁紙のつなぎ目にできやすく、壁紙の縮みなど表面的な要因によりものが多いため、特に大きな問題はないと考えられます。
また、縦に一本細く入った線のようなひび割れも、壁紙同士の継ぎ目に生じたごくわずかなすき間であることが多く、過度に気にする必要はないでしょう。
さらに、ドアやサッシなどの開口部まわるにできるひび割れの多くは、開け閉めの衝撃や振動によって生じたものが大半で、基本的には軽微なひび割れと捉えて問題ないでしょう。

すぐに修繕が必要なひび割れ

壁紙だけでなく、石膏ボードなどの下地まで裂けている場合は、自然災害などにより建物の基礎や構造部分に影響が出ている可能性があるため、迅速な対処が必要です。
クロスの継ぎ目やドア・窓まわり以外の場所にできたひび割れで、下地そのものまで達しているようなものには注意しましょう。
また、ひび割れの深さや広がり具合が判断できないときは、ご自身で無理に判断せず、専門の業者に調査や点検を依頼することをおすすめします。

コーキング剤での補修方法

壁紙の色に合わせたコーキング剤を補修箇所に注入し、水で濡らしたスポンジで馴染ませるだけで、手軽にひび割れを補修できます。
ただし、ひび割れが大きい場合や下地までひびがはいっている場合は、コーキング剤では補修ができないため注意が必要です。

下地処理をして補修する方法

ひび割れた壁紙を剥がし、下地にできたひびに下地調整用のパテを埋めて平らに整えてから、新しい壁紙を貼りローラーで綺麗に仕上げましょう。
ただしこの作業はやや難易度が高いのため、DIY初心者の方や技術に自信のない方は、プロに依頼することをおすすめします。

壁紙のひび割れもご自身で補修できる場合もありますが、症状によっては難易度が高かったり、建物の傾きが原因となっていることもあるため、原因をしっかりと見極めることが重要です。
費用を抑えようと自己判断で補修を行うと、後々取り返しのつかない事態につながることもあるため、まずは専門家や業者に点検・補修をお願いすることをおすすめします。

福岡市で専門業者をお探しの方はこちら。お見積りは無料です。

2.プロに依頼した時の価格の目安

ここまではご自身で補修する方法を紹介しましたが、「傷が大きいから壁紙ごと張り替えたい」「範囲が広くて自分で補修するのは難しい」「プロの手で綺麗に仕上げて欲しい」などの理由で、業者に依頼を考えている人も多いと思います。
実際にプロに依頼するといくらくらいなのか、価格の相場をご紹介します。
ご紹介する価格はあくまでも目安です。補修する範囲や施工内容、業者によって金額が変動しますのでご注意ください。

部分的な張り替えの場合・・・1~2カ所程度の壁紙の破れや浮きなど、ごく小さなものであれば5,000円程度。20cm以上の大きさでは1万~2万円程度が相場です。

壁紙ごと張り替えの場合・・・スタンダードクロスであれば1㎡あたり700円~1,200円程度。ハイグレードクロスであれば1,000円~1,600円程度が相場です。種類や機能によって価格が変わってきます。

壁に穴が開いている場合・・・壁紙だけでなく、下地の補修も必要となりますので3万~5万円程度が相場です。穴の大きさによって費用がかわります。

価格は業者によって異なるため、費用を比較することも大切ですが「安い業者に頼んだら作業が雑だった」というケースも少なくありません。施工費用だけでなく、口コミ施工実績などを確認しながら、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

また、地域密着型の業者に依頼することで、出張費用が抑えられたり、急な依頼にも柔軟に対応してもらえたりすることがあり、結果的にコストを抑えられる可能性もあります。

3.壁紙を補修する時の注意点

せっかく自分で補修して費用が抑えられても、思わぬところを汚してしまったり、壁紙がよれてしまっては元も子もありません。場合によっては補修が難しくなったり、より大掛かりな補修が必要になったりとかえって費用がかさんでしまう場合もあります。

失敗できるだけ避けたいところ。ここではご自身で壁紙を補修する際の注意点をいくつかご紹介します。

下準備をしっかり行う

壁紙の表面や壁との接着部分に汚れが残っていると、糊の持ちが悪くなることがあります。補修前に、しっかりと汚れやほこりを落としましょう。
また、状態によってはローラーで軽く押さえるだけで壁紙が接着するケースもあります。焦らず順を追って作業することが大切です。

色や素材の違いに注意

補修部分には、既存の壁紙と同じ色・質感の壁紙やコーキング剤を使用しましょう。傷やひび割れが補修されても、一部分だけ色や質感が異なると逆に目立ってしまいます。
また、壁紙の経年劣化によって、同じメーカーや品番でも微妙に色味が異なる場合があります。壁紙の状態に合わせて、慎重に補修材を選びましょう。

接着剤の使い方に気を付ける

接着剤が意図しない場所について乾燥すると、変色して汚れのように見えてしまうことがあります。使う量は少なすぎず多すぎず、適量を意識し、余分な接着剤はすぐに拭き取りましょう。

補修範囲の決め方

小さな傷であれば、部分的な補修でも問題ありません。ただし傷が広範囲にわたる場合は、思い切って壁紙全面的に張り替えた方が仕上がりがきれいになることもあります。
継ぎ目が目立ってしまうのを避けるためにも、傷の大きさに応じて適切な補修方法を選びましょう。

乾燥時間と仕上げの確認

コーキング剤や接着剤が完全に乾くまでは、補修箇所に触れないように注意しましょう。乾燥が不十分だと、はがれやズレの原因になります。
作業後は焦らずしっかりと乾燥させ、遠目から仕上がりを確認して、周囲と違和感がないかチェックすることも忘れずに。

このように、細部まで気を配ることで、仕上がりの満足度はぐっと高まります。ポイントをしっかりと押さえて、できるだけ自然で美しい仕上がりを目指しましょう。
なお、作業に不安がある場合は、無理せずプロの力を借りるのも選択肢です。安心して任せられる業者を見つけて、納得のいく仕上がりを手に入れましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。毎日の暮らしを彩る壁紙――補修を自分で行うにしても、プロに依頼するにしても、やはり失敗は避けたいものです。ご自身で補修する場合は、しっかりと前準備をして作業にとりかかることで、費用を抑えながらも納得のいく仕上がりを目指すことができます。それでも難しい場合は、福岡市内の信頼できる業者に相談してみましょう。地元の業者に依頼することで出張費用が抑えられたり、急な依頼にも柔軟に対応してもらえたりすることがあります。
傷やひび割れなどを見つけたら、まずは症状を丁寧に確認し、状況に応じた最適な対処を心がけましょう。